山添 拓
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第189回
2016年09月28日 放送

日本共産党 山添 拓 参議院議員

今年7月に行われた参議院選で、有権者66万5835人の付託を得た、山添議員。

現在最年少の参議院議員としてバッジを付けています。

自分と同じ若い世代の労働基盤や条件を改善したいと、弁護士のとしての豊富な知識からも政府に切り込んで行かれます。

「鉄ちゃん」としては鉄道に愛情を持った観点から、リニアモーターカーの導入を反対しています。

活動を通じて知り合った素敵な奥様とは、家でも政策論争で花を咲かせています。

(動画より文字おこし)

日本共産党 東京都選挙区 1期目(2016年9月28日収録時点)

 

[この間当選したばかりですよね? 7月10日、参議院選で]―こんなに早くお邪魔していいのかと思いましたが。[とうとう共産党も人が少なくなっちゃったのかと]―いえいえ!まだまだ大丈夫です。[共産党政権、「みわちゃんねる」内で十何人…]―共産党政権!?[私の中では、共産党政権なんですよ、すでに]―この界隈ではね。そうなるように頑張ります。[臨時国会が始まっていますが、いかがでしょうか]―私は国会議員になること自体初めてですので、やることなすこと全て始めてで、新鮮です。[なんていったって、東京都で66万5千票とられた!]―66万5千835人(笑)。[この中(会場内)にも書いた方が絶対ね~、誰とは言いませんがいらっしゃると思いますよ(笑)]―ありがとうございます(笑)。あの、名前が難しい、と。「添」という字がとりわけね。山崎拓さんだとか山本さんだとか、舛添さんだとか。色々言われましたが、書いて下さった皆さん有り難うございます。[そして、野党共闘で一緒だった蓮舫さんが、民進党の代表として、代表質問で安倍さんと論戦していましたが、いかがですか?]―野党共闘を一緒に進めてきた、ということもあって、蓮舫さんの質問は私も拍手を送るようなことがありますね。野党が共同で提案した法案…介護職場の方や保育士さんの待遇改善の問題で、「全然安倍政権は見向きもしなかったじゃないか」という質問もされていて、私たちも全くその通りだと思いますので。東京都がそういう形で、国会の中でも力を発揮しつつあるんじゃないかと思いますね。[盛り土の問題でも、東京都議の女性が必ずインタビューを受けて…]―女性だけではないんですけども(笑)。[女性が目立って。共産党も演出が更に上手くなって、すごいですね]―ああ~、言っておきます(笑)。[内容がいいですからね、勿論。スクープですからね]―今までこんな大事なことがなぜ明らかにされてなかったのか、ということですので、徹底究明を。[あと、昨日の所信表明演説で、海上保安庁や警察、自衛隊に敬意を表そうという安倍総理に対して、立ちあがって皆さん…スタンディングオベーションって言うんですか?あれについてはいかがですか?]―参議院ではなかったんですね。その前の衆議院でそういうことがあったと。しかも今日の新聞報道では、若手議員を中心にそういう指示がされたんじゃないか、と。自然発生的になったと言っているけれども、実際は指示のもとにやったんじゃないか、ということで。本当にそれは異様な光景ですよね。[小泉進次郎さんも「あれは異常だった。でも自分も立ってしまった」と。ということはやはり…私はいいと思うんですよね。何故かと言うと、寝てるよりも「あ、立たなくちゃ」と思ったほうが(笑)]―ただ「思わずやった」ということはね…是非ともやらなければならないとか、心からそう思ってやったというよりも、その場の空気で何となくやる。それが、しかも裏から支持があったということになると…。そもそも所信表明演説ですからね。拍手を求めるというのは…[コンサート会場じゃないですからね]―その通りだと思いますね。

●幸せ度数年表

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[何年生まれで、今何歳ですか?]―1984年生まれで31歳です。[最年少の国会議員?]―ああ、よく調べていただきました。共産党の中でも、衆・参合わせて最年少なんです。[毎回共産党の方が来て下さるんですが、本当にお若くて。その最たる方ですね。じゃあ小泉進次郎さんや鈴木貴子さんよりも年下ということ?]―1コか2コ違いだと思いますね。[でもお若く見えても弁護士の先生であられますから。年は関係ないですからね。どちらでお生まれになったんですか?]―京都府向日市という所です。[全然大阪弁が出ないですね]―そうなんですよ。確か前回の宮本徹さんも関西生まれですけど…[そう。みんな隠してるんですよ]―隠してちゃいないですよ(笑)! それは…私が大学進学で東京に出てきまして。私も宮本さんと同じく、ある時までは関西弁を喋ってたんですよ。[東京大学法学部ですよね?]―そうです。ある時たまたま電車に乗っていたら、関西弁を大声で喋っている人がいましてね。[ああいうの嫌だな、と]―そうそう! 思っちゃったんですよね。[みんな阪神ファンみたいでやだな、って?]―いや、そこまでは(笑)。まあそういう事を契機にね。[共産党に入ったきっかけは?]―私の短い半生なんですけど…。私の人生の特徴は、大事な出来事と世の中の非常に大きな出来事が一致して起こる。例えば高校入学の2000年には9.11のテロがあり、大学入学の年にはイラク戦争が起こり、あるいは結婚して弁護士登録した2011年は3.11が。そういう節目ごとに何か起こるんです。[共産党はいつですか?]―大学に入って、イラク戦争が始まって日本も参加していく、そういう時に「このままでいいのか」っていう思いが強くて。それまでも、世の中やっぱりおかしいと思っていたんですが、同じ世代の人達がデモをやったり署名を集めたりしているのに触れたのは、この時が初めてだったんです。[イラク戦争に関するデモ?]―そうですね、大学に入ってそういう人達にも出会った、と。実はその頃宮本徹さんにも会っているんですが。まあそういう事で目を見開かされるというかね、自分もそういう風に主体的に世の中に関わりたいと思ったんです。[それまでは全くそういうことはなかった?]―いや、そうでもないんですけども。[親御さんは?]―親は教員をしています。[そこで、今の奥様とも知り合っている、ということですね?]―大学時代に知り合いました。今日ここに来てびっくりしたんですけど、この会場が、結婚式と言いますか、「結婚を祝う会」という形でやったんですけど。[結婚式場の隣がこのスタジオなんですって]―来るまで知らなかったんです。びっくりした。[今、会場に奥様もいらして、チェックして下さっていますけど。仲良さそうですね]―有難うございます。[毎回言ってるんですけど、野党は仲いいんですよ、今の。与党は…何とかレスなんですよ。間違いない、仮面夫婦なんです]―そうすると、じゃあ私たちが与党になるとまずいってことですか?[そうですね]―まずい!?(笑)[今仲が良いのは、野党のお陰だっていうのが私の持論なんです]―(笑)![野党は、皆さん本当に夫婦仲が良い。家に帰っても会話はあるでしょ?]―勿論ありますね。[じゃあ間違いないですよ。私が知ってる与党のご夫婦なんて、酷いもんですからね]―どういう感じでした?[もう、表だけですね(笑)。手を触るのも面倒臭いな、もういいよ、みたいな。そういう感じが普通ですよね、今の自民党は]―私たちの「結婚を祝う会」はいわゆる結婚式とは違って、仲間の皆さんに実行委員会を作ってもらって、手作り的な。[あ~、そういうの共産党好きそう]―(爆笑)! そう言われれば身もふたもないんですけども。でもね、仲間の皆さんがすごく楽しかった、と。「結婚式に参加してこんなに楽しかったのは初めてだ」と言ってくれる人がいるぐらい。[何歳の時ですか?]―25歳ですね。[いいですね~若いときだけですね、きっとね(笑)。ここ(会場内)にいる人たちは、今、初めて結婚しようと3度結婚しようと周りは泣いてもくれないと思いますよ(笑)。でもそういう人たちが国会で未来の法案を作ってくれるっていうのは、嬉しい事ですよね。ちゃかして言ってますけど、本当は嬉しい事だと私は思っております]―頑張りたいと思っています。有り難うございます。[そして、大学卒業後はロースクールに入学されたんですね?]―はい、早稲田のロースクールに。法科大学院ですね。この頃からちょうど、司法試験が直接受けられるものから、ロースクールを出てから、というふうに変わりましたから。[そして2010年に司法試験に受かった。何度目の挑戦で合格されたんですか?]―卒業してすぐですんで、一回目ですね。[うわっ!すごい!]―いや、でも司法試験は、3人に1人は一発目に受かると言われているので、決して珍しい存在ではないですから。[こういう子供が育つって、親御さんってどういう教員なんですか? 何を教えているんですか?]―えーと、父親は数学を教えて…。[やっぱりね~]―やっぱりじゃないですよ(笑)。[わかんないけど、そんな感じがします(笑)]―でも文化祭で、演技指導とか合唱コンクールの指導が好きなね。[遊ぶ時は遊ぶ、勉強する時は勉強するっていうメリハリが皆さんすごいんですよ、バッジ付けてる人で優秀だった人って]―司法試験って、5月に受けて9月に発表なんですよ。私もその間、一切勉強しなかったですね(笑)。[遊んだりとか、共産党の活動したりとか?]―あ、そうそう、それはね…司法修習生の給費制をご存知かどうか…司法試験に合格すると、一年間研修をやるんですよね。[「いそ弁」ってやつですか?]―いや、そうじゃなくて、裁判所の職員になって、裁判所や検察庁や弁護士事務所で研修をするんですよ。トレーニングなんですね。そのために、今までは国家公務員の資格で国が給料を出していたんですけども、私が合格した年から、借金にすると(笑)。[奨学金を返せ、みたいなそういう意味?]―そうそう。でも、兼業禁止なんですよ。アルバイトしちゃいけなくて専念義務があり、だけどお金がなければ借りろ、と。これはおかしいってことで、当時の日弁連の会長の宇都宮健児さんが旗振り役になり、私たちも一緒に運動して、一年間で復活させたんですよ。ロビー活動なんかも、あるいはデモや集会をやってですね…そういうことやってましたね、その間は(笑)。有効活用してました。[そして、山添拓弁護士事務所を開くんですよね?]―いえ、そうではなくて。司法試験に合格して研修が終わった後は、四谷にある「東京法律事務所」に入りました。ここは昨年60周年だったんですけども、おそらく日本で1番か2番ぐらい労働事件をやっている。労働者側からしか労働事件を受けない、という事務所です。ここに入って仕事をしていましたが、それが昨年、急きょ、突然、「参議院選挙に挑戦しないか」と。[そこですよ。誰が、どういう経緯で?]―いや、それはですね、日本共産党の東京都委員会というところが、打診をしてくるんですけどね。[選挙は今年の7月10日じゃないですか。何ヶ月前に打診してきたんですか?]―昨年の、5月の終わりぐらいですね。そこで考えまして。本当に悩みましたけどね、3日ぐらいで…決めまして(笑)。[まあでも自由業というか、弁護士のバッジを付けた方なので、どうにでもなりますもんね]―いやいやいや! そういうもんでもないんですよ。やっぱり事件を受けられなくなりますから、候補者活動をするうえでも。事実上、事件がやれない。裁判所に行く時間が確保できないとか書面を書く時間が取れないとか。議員との両立も、なかなか難しいところがありますので、それはやっぱり弁護士というよりも、国会議員を目指すと決断したのが昨年です。[そして、初当選ということですが…バッジがやはりきれいですね!]―ありがとうございます。これはね…今汚かったらおかしいですからね(笑)。[加藤紘一さんなんて、よれよれでしたよ(笑)]―いやでも、それがやっぱり勲章なんですよね。長年やってらっしゃるということで。でもこれ、なくす方も多いらしくて、なくすと買い替えなんですって。[高そうですね…(議員会館の)下で売ってるんですよね?]―そうなんですか?(笑) コンビニとかで売ってるんですかね。[コンビニの隣の古くからある、出入り業者の…]―詳しいですね、それは知りませんでした。

●最近の政治トピックス

[ここでは政策的なことを話していただくんですけれども…]―色々ありますけども…今、リニア中央新幹線というのを、JR東海が造る、と。[品川から名古屋までいくやつですか?]―大阪までですね。今度安倍政権が財政投融資ということで、公的なお金をリニアに使う、と。貸して返してもらう、ということなんですが、3兆円、財政投融資でやる、と。[いいじゃないですか]―いや、これはですね、そんなところにお金を使うのか、というのと…これまではJRが一人でやると言ってきたんですよ。[それをなぜ政府が負担するのか、と]―そうなんです。それもありますし、そもそもリニア中央新幹線を造る必要があるのか、あるいは環境破壊の問題もある中で、あるいは事故が起きた時にどうなるのか…。[リニアモーターカーは、私たちが小さい頃からの懸案事項というか、ずっと金丸信さんが進めてきた事業の一環で…]―夢の超特急と言われていて。[山添拓さんって、こう見えても「テッちゃん」なんですよ]―…こう見えても、って(笑)。[電車関係に関しては、誰よりも詳しいと思うんですけどね]―そうそう、それでちょっと持ってきたものがあって。リニアの話がこれでいいのか、って感じですけど。こんな写真を持ってきました。[何ですか?]―これはラッセル車です。[へえ~…何ですか(笑)?]―除雪車ですね。雪の多い所で…。これは北海道なんですね。今、JR北海道なんかはすごく経営が厳しくて、利用者も少ない。こういう、除雪作業なんかで経費のかかる所は廃線にしてしまおう、ということで、地域の足がどんどん切り捨てられていく状況だと。その一方で、地元の住民の日々の足になっているようなところにお金を使うのではなく、東京と名古屋と大阪、その三都市だけを基本的には結ぶ、そういうところにお金を使っていいのか。それは強く思っているんですね。[確かに。でもいつかは、リニアモーターカーも造らなきゃいけないのでは? あれだけ研究費を投入して…]―研究としてやる分には、私は個人的にもやって欲しいと思うし、その技術については関心はあるんですけど。しかし実用化するときに、東京、名古屋、大阪と東海道新幹線が結んでいるところで、あえてやる必要があるのか。これから人口も減っていく、そういう時に…[でも個々の意見を聞けば、八王子にも止まって欲しいとかね(笑)、どっかに止まって欲しいとか、そういうのあるじゃないですか]―ええ、でもあれは駅をたくさん造るとそれだけ時間がかかりますから、一直線に結ぶというのが一番いいんですよね。だからほとんど止まらない。地方の駅は1時間に1本くらいしか、リニアが出来ても止まらないんです。[リニアは決まっていることですよね?]―JR東海は「決まったことだ」ということでやっているんですけども。しかしこれは、今世紀最大のプロジェクトであるにも関わらず、まともな環境影響評価…アセスってやつですね、それもされていないし、採算の見通しについても議論はされていない。国は簡単に認可を通した。でもそれは、JR東海が自前のお金でやる事業だから「それでいいんだ」と言ってきたんですよ。ここでも、言ってることとこれからやることが違うわけですよね。本当に国がお金を投入してやるのであれば検証が必要だし、お金を投入する理由も「リニアが名古屋から大阪まで延びるのを最大8年前倒しするためにやるんだ」ということなんです。経済対策にはならないんですね。もともとJR東海は「やる」って言っているわけですから。[でもJR東海だけだと何十年も進まなかったわけじゃないですか。政府が後押しするということで、事業が進むということですよね]―でも全体で9兆円くらいかかるものですよ。それで3兆円入れる、っていうんですけども、工事をやっていけば超難工事が予想されている。どんどんお金もかかるし、工期も延びる可能性があるわけです。そこにあえて国がお金を投入してやることに、どこまでの経済対策効果が見込めるのか、ということです。[そうですね、おっしゃったように国がやるとしたら環境アセスとか安全面が一番懸念される]―私は8月に、山梨県の実験線があるところに行ってきたんですけど。出来ているところでは試運転がされているんです。水枯れがおきたり、ちょろちょろとしか流れていなかったところに轟々と流れていたり。山全体が姿を変えられて、そこでの生態系も変わるし。ぶどう農家の皆さんには、降下で陰が大きくて、陽が差さなくなって味が落ちる。そういうことが起きていると伺っています。[大丈夫ですか? 共産党が行ったからまた延期されちゃったとか、国民の皆さんの反感を…]―まあ共産党は中止すべきだと言っていますので。[中止すべき!そうなんですか(笑)。でもそういうところは潔いというか、共産党の支持者がずっといる、というのがわかりますよね。民進党だったら「やってもいいけど…」って言って反対しそうな感じじゃないですか。共産党は、絶対マイナスってわかってても反対する]―やっぱりそれは旗をかかげなければ、そういう意見が顧みられることもないし。沿線住民の多くの人たちが困っている実態もあるわけですからね。それを代弁していきたいと思いますけど。[あとひとつ、政策的なものはないでしょうか]―私は、選挙では働き方の問題をずっと訴えてきました。弁護士としても、過労死事件・過労自殺の事件に関わってきたんですが…。[ブラック企業について頑張ってるんですか、吉良さんと共に]―ブラック・キラーのね(笑)、吉良さんと一緒に。[最低賃金は1,500円でしたっけ? 払えないですよ、うちなんかも]―「うちなんかも」ですか! 切実な話を伺いましたけども(笑)。私たちは今すぐ1,000円以上にする、そして1,500円を目指す、と。ただ1,500円とそれだけ言ったのでは、当然払えないということもありますので、中小企業に対しては支援をしていく。例えば、社会保険料について減免の制度を設けるとか。そういうことで労働者にお金がいくような仕組みを作って、最低賃金を上げていく、ということも提案していましたね。長時間労働をなくすということが、やはり必要だと思いますね。[そうですね。でもそれは、今回の臨時国会も「働き方国会」じゃないですか]―今日もそう言ってましたけどね、安倍さんはね。[ですからだいぶ変わるんじゃないですか?]―そういう意味では、私は「働き方改革が必要だ」という安倍政権の認識、あるいは「長時間労働を是正していくことが必要だ」というこれ自体は私たちもずっと言ってきたことだし、私もそう思うんです。ただ安倍さんが今やっていることは「残業代ゼロ法を作る」と。長時間労働を野放しにして、労働時間規制を取っ払うという方向での法改正なんです。そういう仕組みを新たに作ろうとしていた。労働時間の規制って、労働法の中で一番重要で欠かすことのできないところだと思うんです。しかしそれを取っ払ったら、何でも有りですよ。家に帰っても「パソコンで仕事をしてください」とか。[そういう会社多いですよね。増えましたよね。それはどうなんですか?]―いや、それはやっぱりおかしいと思います。だってヨーロッパの人たちは5時前に帰るわけですよ。それで国が成り立ってないかと言えば、経済的にもちゃんとやっているわけですね。[でもヨーロッパもね~、すごい貧しいじゃないですか、今]―そういうところもあるし、それぞれ苦労しながら…しかし働き過ぎると人は命を落とすんですよね。私も弁護士をやってて、最初の頃に取り組んだ過労死事件がすごく印象に残っていまして。その方のタイムカードをエクセルの表に打ち込んでいったんですよ。そしたら、毎日朝7時とか8時から仕事をする。終業時間、タイムカードのお尻の時間は、25時、26時。28時っていう時もあったんですよね。4時まで仕事をして、また翌朝仕事。その末に命を落としてるわけです。そういう人が生まれる仕組みはやっぱり正さなければならない。私は憲法上の権利が侵されている問題だと思うんですよね。是非取り組みたいと思います。[どうなんですか? 今回、安倍さんとは直接対決できそうなんですか?]―どうでしょうかね。「国土交通委員会」というところにいましてね…[国土交通委員会? 厚生労働省じゃないんですね]―そうなんですよ、色々事情もありまして。[それは共産党の中でも優遇してくれないとね]―いやいや優遇ってわけにも…色々プロフェッショナルがいますから。[そうですか、国交省なんですか。意外ですね]―まあでもリニアもやりますからね(笑)。[(笑)リニアも、テッちゃんとして意気込みが入ってますからね]―気になるところですから。[山添さんは、写真と全然違う…写真によって顔が違いますね。あの、おかっぱみたいな時とか顔が全然違うんですよね]―おかっぱ!(笑)。今日持ってきたんですよ。(ポスターを取り出して)これが最初のポスターですね。[そうそう、このイメージがあるから。みんなこれで66万5千何百票入れたんですよ]―いやいや、だってこれは(笑)。選挙になったら、本番はこれ(後ろに貼ってあるポスター)になりましたので、憶えている方も少ないかと思いますが。…これはですね、色んな方からご意見がありまして、もっと力強い感じに…[あ、これじゃ弱々しい、と]―うーん、そうみたいですね。まあそういう意見があって、まず髪形を変える、ということから始まりましてね。こんなに変わると思ってなかったんです。[うん、顔が違う]―(爆笑)! あの、同一人物ですからご安心ください。

●今だから言える、あの日のあの出来事

[ちょっと裏話です]―似たような話ですが、この(貼ってある)ポスター、二重なんですよね、右目だけ。[えっ!? もしかして整形したんですか?]―いや、今一重だと思うんですけど。何故そうなっているのかというと、私疲れると二重になっちゃうんですね。[そういう人いますよね]―しかも片方だけなるんですよ、大体。[この日、ナイスタイミングじゃないですか(笑)。この間高須クリニックに聞いたら、いっぱい政治家来てるんですって]―これ大変だったんですよ。前の日の夜に熱を出して、朝本当に「行きたくないな」と思いながら、それこそ愛するパートナーは「どうする?」みたいな感じでね。うずくまってたらしいんですけど、それでもしょうがないから行って。おしぼりで瞼を温めると治るんですよね。(この日は)治らなかったんですけど、ここまで回復した。[なるほど。それで、66万5千何百票…]―それでかどうかわかりませんが(笑)。これを見て中学生や小学生が、「山添拓、なんか前と全然違うじゃん」みたいな(笑)。[小学生、鋭いですね。大人はそこまで見てない。さすが子供の目はピュアですね]―そうなの(笑)。結構見られてましてね。[子供の頃って共産党が好きでしたよ、私。今「いい大人だったな」って振り返ると、みんな共産党員でしたね。大人になってどうして私もこんなに変わっちゃったんだろう、みたいな(笑)]―周りに結構そういう方がいらしたんですね。[共産党が嫌なんじゃなくて、昔あんなに共産党の先生のこと好きだって思ってたのに、大人になったら「どうしてあの先生アウトローなんだろう」とか「どうしてあんまり働かないんだろう」とか色々疑問があって]―子供の頃はみんな好きなんですね~。[やっぱりなんか子供の心を掴む、というか]―私も昔、保育園との連絡帳に書いてあったのによると、保育園の先生から「山添君は町で共産党の車が走ってると『あ、共産党の車や』と言ってました」と親に報告があって。[それ、どういうことなんですか?]―要するに、宣伝カーが走っているのを見てね、指さして嬉しがってたらしい。[その頃から素質があったんですね(笑)。私なんか小さい頃は赤尾敏さんとか恐かったですよね。街角でポスターの名前を見ただけで、どれほど恐かったか(笑)]―あ~、じゃあ鬼を見るような感じだった。[やっぱりセンスが昔からありますよね。で、今日スタジオに来て下さっていますけども、奥様とは「憲法9条を守る会」で知り合ったんですか?]―まあ正確には「原水爆禁止世界大会」というのが広島で…[赤旗祭りじゃないんだ]―赤旗祭りじゃないですね。学生でツアーを組んで行ってたんですよ。[奥様も]―そうそう、同じ学年ですので。大学は違いますが。色んな大学から参加して、私はそのツアーの事務方なんかをやっていて。[とてもかわいいお顔をしていらっしゃるんですけど、やはり恐妻家なんですか?]―…やはり、って言うのはどういう?(笑)[やはり、というのは、塩川鉄也さんと宮本徹さんが恐妻家続きだったので]―あ、そうですか。[どの関係者に聞いても「奥様がすごいから議員になれた」って]―あ、それはありますよ。声をかけられて、立候補するかどうしようか、と真っ先に相談したんですよ。「いいじゃん!」みたいなね。[奥様がまず言ってくれて]―実は彼女も前に、共産党の候補者として総選挙に立候補したことがあるんですよ。[そうなんですか、さすがですね。どこに出たんですか?]―東京16区で。[16区?16区どこだっけ?]―江戸川のあたりなんですけども、大西さんや、あるいは初鹿さん…。[大西英男さんね。初鹿さんも、お二人ともこの番組に出てますよ。初鹿さん、東大でね。お母様がスナックをやっていらっしゃって(笑)]―そうですか(笑)。[大西さんは、問題発言で色々と(笑)。でも、会うと良い人なんですよ。奥様、すごい所から出たんですね。強烈な場所ですよね]―でも、結構取ったんですよ。その総選挙の経験から「いいんじゃない?」っていう話だったんですけど、総選挙って短いんですよね? 解散してから大体3週間か4週間か。[あまり時間をかけられませんからね]―そうそう、だから「すぐ終わるよ」って言われたんです、選挙に出てもね…それが全然終わらないんです! 1年もある。これはちょっと失敗したな、って思いましたけど。でも結果的には、選挙中も色々支えてもらいながら当選できたので、良かったなと思っています。[じゃあ家に帰ると、政策論争ですか?]―ああ、それはありますね。特に若い世代の問題をどうするか…今、給付型奨学金の奨学金が返せない。こういう問題をどうするかとか、ブラックな働き方をどうするか、というような話を。[若い人が主役の政策。でもいいですね、こういう人がいると、これからの30代も希望がありますよね]―そうですね。そういう意味では、若い人たちの中でも少しは評価いただいたんじゃないかと。私最近、印象的なことがあって。[はい、何でしょうか]―新宿の西口のとある家電量販店に行きまして、カメラ売り場を見ていたんですけど、突然「すみません、山添拓さんですよね?」って店員さんに声をかけられて、「(票を)入れました」って。[え~!?]―そのカメラ屋さんで働いている方も、決して良い労働条件じゃない中で、アルバイト的に働いている方も多いと思うんですね。[泣きが入ったんですか?(笑)。ビックカメラ?]―いやいや、ビックカメラとは言ってないですけど。そういう方が見て下さっていたんだな、と思ってね。それは嬉しかったですね。

●質問コーナー

Q : リニアの件ですが、交通革命が出来て時間が縮まるということはより多くの仕事が出来るので、私は経済効果が高いと考えています。ブラック企業の問題は深刻なので、勿論やっていかなければならないし、あとは最低賃金。1,500円は経営者としてはなかなか厳しいな、と。安倍政権も「同一労働同一賃金」と言っていますが、これは政府が決めることではないですね。企業の判断、社長の判断で、成果を上げる人にはそれだけの給与を払うというのがモチベーションになりますから。そういう意味では、国会はもっと大事なことがあるんではないか、と考えています。北朝鮮の問題、中国の南シナ海の問題、憲法改正の問題。政治家は、日本国民の生命・財産を預かっています。ミサイル防衛も含めて、共産党としてはどう考えていらっしゃるのか。国防の問題を是非伺いたいと思います。

A : リニアの話や色々ありましたけれども(笑)、国防の話ということで言いますと…国防の問題、それはつまり外交を前提として、ということだと思うんですけども。それは攻めてこられたら、という議論…当然あれだけ核実験もやるし、発射実験もやってくる。危険が迫っている、というもとで考えなくてはいけないことですが、なぜ北朝鮮がそういう形で、日本に対して脅威を煽るようなことをやらなくちゃいけないのか。それをそうさせないような外交政策を持つべきじゃないか、というのが私の考えです。北朝鮮だって、「攻めたらどうなるか」ということは想像がつくわけですよね? アメリカが日米同盟に基づいて反撃をしてくる。本当に戦争になれば、北朝鮮の国土自体が壊滅的な打撃を受けることもあるわけですから、そうであれば、実際にそこまでの行動を起こさせないための努力をやるしかない、と。今日の国会でも議論になっていましたけども、北朝鮮の過去の脅威をクリアしていくためには、ひとつは対話するしかない。六カ国協議の枠組みを重視するということ、これは国会決議でも言っているわけですけども、やっぱり対話の席につかせる努力を、時間はかかってもやるしかないわけですよね。力対力だと、どこまでもエスカレートしていくしかない。そうすると核ならこっちも核で防護するのか、という話になり、いつまでも解決しない問題になり、脅威は大きくなるばかりです。ですから対話の枠組みを構築し、そこのテーブルに着かせる努力を進めていくということが、まずは必要だと。それからもうひとつは、核兵器の問題で言えば、核をなくしていく努力が今世界中で進められています。これを日本も率先して取り組み、アメリカや核保有国のそれぞれが決断して、核のない世界を世界全体で目指していくんだ、と。「私の所も持たないんだから、あなたの所も捨てなさい」と、核兵器は持ってはいけないものだという国際合意を作る。合意は拘束するわけですから、そういう合意を作れるように目指していくべき。ところが安倍政権は「核のない世界を」と言いながら、その努力はしないわけですよね。国連の作業部会の中で、「核兵器廃絶の条約締結交渉を始めろ」と国連に対して言った、来年から始めると言うわけですけれども、その時にも賛成の態度は示さないで棄権してしまう。「核兵器廃絶条約を作る」ということに賛成できない、というのが、今の安倍政権の立場なんです。それでは北朝鮮に対して「核を捨てろ」と迫っていけないんじゃないかと思っています。ですから、外交努力、対話を進めるとともに、核兵器廃絶に向けた国際的な枠組みを作る。そこに踏み出していくというのが、私たちの考えですね。

[…多分、納得していないと思います(笑)]―納得されてない顔ですけどね(笑)。でもね、対話する以外にないわけですよ。ミサイル防衛だといって、例えば(ミサイルが)飛んできた、撃ち落とす。そういうものをいくら造っても、次はもっと最新鋭のものが出てきた、だからもっと厳しい防護システムを造るのか。軍拡にしかいかないわけですね。エンドレスの軍拡競争にしかならない。そういう流れを断ち切る、ということがどこかで必要だと思いますけど、どうでしょうか(笑)。[ネットで「え?ミサイル飛んできて対話?」って来ていますけど]―ミサイル飛んでくる前にね。飛んできたら対話どころじゃないでしょうけどね(笑)。[共産党はネットワークはありそうですよね、世界的に]―共産党のネットワークですか? 野党外交ということでやっているネットワークはありますね、色んな所に。[私がいつも思うのは、安倍政権って強固で長いじゃないですか。ですから普通の、と言ったら失礼ですけど、国会議員がどんどん外交で力をつけていくのを目の当たりにしているというか。色々海外に行かれて首脳と会ったりして、色んな人脈を作っているんですよね。そういうことを民進党は出来なかったというのは、大きな敗因だったかなと]―他党のことは詳しくわかりませんけど、先日行われた「アジア政党国際会議」には、アジアの与野党問わず参加資格があるんですけども、日本から参加したのは、日本共産党と民進党だけでした。[そういうのも、密かにやられている]―密かにじゃないんですけどね(笑)、隠してるわけではないんですが。[あまり新聞報道にならないからね]―そうですね。「赤旗」では報道してますので(笑)。[「赤旗」で(笑)。皆さん、「赤旗」取ってくださいよ。朝日新聞だけが本当の事を言っているわけじゃないですからね]―そうですね、「赤旗」は真実を伝える新聞だと…政治のね。[そうなんですか(笑)?]―そういうことです(笑)。[偏っているところが面白いな、と思って。一般的な五紙が全く同じことを言っているときでも、我が道を行く。そこがいいな、って]―でも、結構スクープも出してますからね。[今回共産党は、何と言っても豊洲の移転問題で、「よく調べあげたな」ということが、また良いタイミングで出されたなって思いますよね]―それによって、小池都知事の姿勢も変わってきているところもある。「このまま放置できない」という態度にさせているというのは大事なことですよね。

Q : (テーブル上にある)そのぬいぐるみは何ですか?

A : ああ、これはですね、弁護士の仲間が作ってくれました。こういう…「ZOE CLUB」というパンフレットまで作ってくれましたが。若手の弁護士、同期を中心にした仲間が。

[あ、山添さんだから「ZOE」なんだ。ZOEってギリシャ語でなんか意味があるんですよね]―そうなんですか、ギリシャ語で。ギリシャ語はちょっと詳しくないですから。[ギリシャ語かイタリア語で、神秘的な良い名前なんですよ]―神秘的な良い名前! まあそれを浸透させるために、こういうものを作って…。[そっか! 全然わからなかったです]―全然!? じゃああまり役に立ってないんですね(笑)。

[最後に。共産党がおっしゃる戦争法案から大体1年が経ちましたよね。どうですか?]―ちなみに戦争法が強行された9月19日というのが、まさにここで「結婚を祝う会」をやった、あの日でしてね。[そんなことやってたんですか!?]―いや、その日じゃなくてその前ね、5年ぐらい前なんですけども(笑)。だからね、本当に許しがたい暴挙だと思っています。これから11月、南スーダンPKOで初めて戦争法、安保法制が発動される。殺し殺される自衛隊というのが現実になりかねない、と。PKOが行けるような状態じゃない南スーダンで、あえてそんな危険な任務を負わせようとするのは、絶対に許せないと思いますし、立憲主義・民主主義を破壊する安倍政権に対して…私は弁護士としても、こういう政治だけは許しがたい、というのが立候補を決めた一番の動機でもありますので。[今回は静かですね、与党としては。それ、作戦ですか?]―TPPをやる、っていうのが至上命題なんでね、「静かに」ということですけど。でも、「撤回はしない」っておっしゃってますからね。[なんか、不気味に静かですよね]―…そうしておいていきなり出て来るというのが、政治の技術で…3分の2を構築するとおっしゃってますから。そういう手練手管で憲法を変えてしまうようなことは許し難いと思うし、国民が望む政治を実現するには、ここ(ポスター)にも書いていますが、「憲法いかし、希望ある日本に変えていく」、こういう政治に取り組みたいと思っています。[まだ数ヶ月ですが、これから何十年に渡ってやっていただきたいな、と思いますので。頑張っていただければと思います]