田村 智子
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第190回
2016年10月05日 放送

日本共産党 田村 智子 参議院議員

6回落選、計8回の選挙に出馬した経験をお持ちです。

今年の参議院選挙で2期目となり、ますます裾野を広げ、新しい時代の共産党のリーダー像を感じさせてくれました。

今大変注目されている「豊洲移転問題」などでは、裏話など必見です。

子供の貧困問題、保育待機児童問題などのお話も。

田村議員は、長野県で文房具の卸業を営むご両親のもとに生まれました。

早稲田大学時代は、「共産党を応援するキャンパスレディーの会」として、初めて街頭演説を新宿西口駅前で経験されました。

現在は二人の子供を育て上げたお母様。子供たちからは「おかあ」と呼ばれています。

「男性議員は、奥さんが内助の功とか言われますが、女性議員の旦那はそんなこと何も言われないと主人が嘆くんですよ~」と、

笑顔で語る田村議員にファンが多いのが分かりました!

 

(動画より文字起こし)

日本共産党 参議院(比例区)  2期目 (2016年10月 5日 収録時点)

[スタジオに熱烈な支援者の方がたくさん来て下さっています。そうぞ宜しくお願い致します](観客席から大きな拍手)[あれはなんですか?(後ろに貼られたピンクの丸いものを指さして)] ― あれはサンバイザーだよね。(スタジオの支援者の方に聞く)夏の参議院選挙の時に、比例代表なのであまり名前は売り込まずに、「日本共産党と書いて下さい」というのが主なんですけど。[この間の参議院選挙の時に使われたものを持ってきて下さったんですね。凄いですね!] ― 愛を感じます。(笑) [手作り感と言うか優しさがありますね] ― これは参議院選挙の演説会に使ったものです。(「街頭対話演説」とピンクの文字で書かれた横断幕を指して)[二期目ということで、おめでとうございます!] ― ありがとうございます![ご紹介下さった、山添拓さんと一緒に選挙を戦われたということで] ― 親子ぐらい年が違います。(笑) 若い頃に産んだら、山添さんは息子ぐらいの年齢かな。20歳違いますね。[今日から国会で予算委員会始まっているということで。今、国会も熱いですけど、地方議会が大変なことになってますよね。小池さんが今日から一般質問とうことで。共産党さんが豊洲の盛土を見に行ったらなかったと。タイミングがばっちりだったじゃないですか] ― あれは先に共産党が調査に行って、調査に基づいて申し入れをするよというのを金曜日に都知事に申し入れたんですね。それをキャッチした小池さんが土曜日に先に記者会見をやって、「盛土がありませんでした」と先に発表したんです。共産党が調査をして申し入れるので、共産党は月曜日に記者会見を予定していたんですけど、小池さんがそのことを知って、記者会見をして。[それはちょっと許せないんじゃないんですか?] ― でも都知事が記者会見をしたことで、それは共産党の記者会見より注目度が。[一般的な視聴者としては同じタイミングだ、どうして小池さんに変わった瞬間にあういう問題がわかるんだろう?というのがまず、不思議だったんですけど] ― 今まで、築地の豊洲移転の問題は何度も、共産党都議団は申し入れをやっているです。[注目されなかったんですね!] ― そうなんです。でも、都知事が歯牙にもかけなかったというのがあるんですけど、小池百合子さんは選挙の時に「これまでの都政を変えます」と言って出てきている以上は、聞く耳を持つということですよね。[あー、そういう事だったんですね] ― 上手くシンクロしましたね。[今までは、舛添さんの時は盛土の問題はわからなかったんですか?] ― 盛土のことは分からなかったと思います。ただ、土壌汚染対策が非常に不十分で、東京都がやるべき調査をやっていないんじゃないかとずっと、言い続けて問題提起もして。真面目な調査をやるべきだし、数値を公表すべきだとずっと言ってきていたんですけど、なかなか取り上げて貰えなかったというのがありますよね。[じゃあ、元々、日本共産党の都議団がやっていたにも関わらず、盛土のことはその時だったんですね] ― 地下に入れたのはあの時が初めてだったので。そういう情報は市場関係者から寄せられていたんですよ。「盛土をすると言っているけど、空洞になっているようだ」と。[そういう情報が行くんですか!] ― やっぱり一緒に市場問題を考えてきている方々がいっぱいいらっしゃるんで。[業者の関係者でも、いらっしゃるかもしれませんよね] ― そこから、都の説明を聞いてもつじつまが合わないと。だから、ちゃんと入って調べてもらえないかと言うので、入って調べたらということです。[もし、都知事が変わっていなかったら?] ― うやむやにされたかもしれないですね、開き直るか。基準値内だから大丈夫とか。だれか、飲んでも大丈夫と、とんでもないことを言っている人が未だにいますけどね。(笑) 水道水と一緒だとかね。[良かったというか、都民にとっては利益ですよね] ― もう、ずぶずぶでしたからね。都議会、軽視、野党、軽視。ずぶずぶの状態がやっとこう噴出してきたという。[今までを振り返ると、青島さんとか、その後石原さんとか、その時は都政改革が出来ると大騒ぎになるんですけど。青島さんの場合は健康問題でしぼんでいしまったとか、石原さんの場合は銀行が失敗したりとか。そういうことで、バーターと言ったらあれですけど、こっちで失敗したから、こっちのことを聞いてやるみたいなことが行われていたと私は思っているんですけど] ― 青島さんは都市博、臨海開発の中止までは踏み込んだけれども、その先はかなりの妨害にあったということですよね。[その後、猪瀬さん、舛添さんはずぶずぶだったと] ― ずぶずぶですね。ボスでしかないからね。[ボスとドンの戦いというか、競合ですよね] ― (笑) ドンの方はよく知らないんだけど。ボスの方は本当にひどかったと聞いていますけれどね。[最近の石原さんのインタビューを聞いてもね、本当に聞く耳を持たないんだなと] ― かなり高齢なので、あれ以上追及してもちょっと可哀そうかなという気もするんです。[優しいじゃないですか!田村智子さん] ― 個人だけの問題にしちゃダメですものね、と思いますね。

●幸せ度数年表

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[1965年、どちらで生まれたんですか?] ― 長野県小諸市。[どんなご家族に生まれたんですか?] ― 文房具屋の家で、文房具屋といっても小売りじゃなくて卸で。倉庫がいくつかあって、昔でいうと問屋さんというんですけどね。奈良の方から墨とか硯の問屋さんが来て。鉛筆だったらトンボ鉛筆を家まで売りに来てとか、そういう卸の文房具屋でしたから父親の仕事のほとんどが配達で、ほぼ一日中回っている。[お母様がお店を守るみたいな] ― 注文を受けて荷造りしたり、若干小売りもやっていたんで。私たち休みの日は、車に一緒に乗っかって行って。[文房具は詳しいですね] ― はい、詳しいです、結構。[マツコの知らない世界に出れますね] ― (笑) 古い文房具しかしらない。[今、昭和の家電が注目されているから、昭和の文房具もマニアはいますよ] ― のし紙美濃版とか言われてもわからないですよね。(笑) 大きさに美濃版という大きさがあったんです。[A4とかB5とかじゃなくて] ― 言わないですね、美濃版とか四つ切り、半切り、六つ切り。[それはよく聞きますね。じゃあ、鉛筆とかもきっとBを使っていた感じですね。頭のいい人はBを使うんですよね。鉛筆の色が薄い人はヤンキー系、頭のいい方、アカデミックな方はHB以上を使うんですね、はい] ― 万年筆が憧れでした。今は万年筆は使わないですよね、万年筆は高校に入学すると貰えるという、伝統的なのが家にあって。[今もお父さんお仕事を続けてらっしゃるんですか?] ― 今は80代後半なのでもう。でも辞めたのは5,6年前に完全に店じまいしましたね。[お父様、素晴らしいですね。(幸せ度数年表を指さして)「合唱大好き」、この頃から、共産党に入るべく生れていたという] ― ええー、(笑) [共産党の方は山登りと合唱というのが定番ですよね] ― (笑) そうですか?あるかもしれないですね。仲間と一緒に何かやりたいというのがあるかもしれないですね。私の場合、合唱は小学校で部活が合唱クラブしかなかったという。それでお姉ちゃんが入っていたんで、私も入って。NHKの合唱コンクールとか。[どんな歌が好きですか?] ― その後に本格的やった、モーツァルトのレクイエムとかが好きですね。[そして早稲田大学に入学されて、ここで学費の値上げに出くわしてそして反対をされるという] ― 私たちの学費は上がらなかったんですよ。その次の年から学費が値上げして、しかも在学中にも上がりますよというスライド制学費値上げを早稲田大学が日本で初めて発表し、実現したんですね。お姉ちゃんは国立に行っていましたし、文房具店ですからね、金持ちじゃない訳だから、申し訳ないなと思っいて。私立大学に進んだというのもあり、これ以上学費が上がったら、なにが庶民の早稲田だという思いがあって。だけど、最初から反対!とやっていた訳ではなくて、おかしいよねとクラスメートに話したら、その人が学費値上げ反対の運動をやり始めていた、共産党に入っていたかはわからないけど、民生同盟で。そのメンバーで、たまたま、知らないで話しかけたら。[それはもう、運命ですねー] ― そう思うなら、学費問題の学習会に来てみないと言われて、恐る恐る。(笑) おかしいよね、というのに共感してくれた、同じように思っているというのが嬉しかったんですよね。相手は私以上に嬉しかったでしょうね。(笑) [そして日本民生同盟に入ったのですか?] ― かなり誘われて、かなり断り続けながら。でも最後はここで断ったら卑怯だなと思って、一緒に活動しました。[意外と、女性の方が潔いいですね、こういうところは] ― (笑) あんまり潔よくなかったんです。指の数では足りないほど話を聞いて、それでも断り続けてみたいな。(笑) [それが今、バッチを付けて参議院議員ですから、凄いですよね!] ― ありがとうございます。[その方、今は?] ― 一番最初、私が話しかけた方はその後どうでしょう、分からないです。[大学を卒業されてその後、どうされたんですか?] ― そのまま民生同盟に就職しました。ちょっと社会経験が足りないかなと思ったりするんですけど。そこで高校生に関わるような新聞を発行する仕事なんかをしていて、その後国会議員の秘書になるんですね。[どなたの秘書になったんですか?] ― 最初は事務局という所で一年近く、全体の状況をよく覚えなさいという感じだったんですけど、その後、石井郁子さんという教育関係の衆議院議員のところに付いて。井上美代さんという参議院議員に付いて。身体も大きいしオーラのある方なんですけど。その秘書をやっている最中にも、候補者をやらないかという要請があって。秘書なんだけど、選挙の期間になるといったん秘書を退職して、参議院の比例代表に立候補するというのを2回やっているんですよね。[何回、落選されているんですか?] ― (笑) 5回かな6回かな。[自民党なんかだったら、お金枯渇していますよ] ― 比例に順位がある訳ですよ。25人いて25番目だったから、演説の時は「私まで当選出来たら、日本は変わります!」と訴えていたんですけど。客観的に言って、どう考えても入らない位置なので。[共産党の方、冷静なんですね。でも、杉村太蔵さんはそれで入りましたから。たまにそういうこともありますからね] ― (笑) そういう場合もありますけど、25番目まではなかなかね。だから、選挙カー乗る時も楽な気持ちで、宣伝カーを一台貰ったというような。[いろいろ見れますしね、有権者の皆さんの反応とか、他の候補者の方の反応とかね] ― 全国に行かせてもらって勉強になりましたね。面白かったですよ。東北の方に行って、昼間の田舎って人を集めて演説って東京都と違って出来なくて、どこに向かって話をしているのかなというポイントもある訳ですよ。そうすると、向こうの方で農作業をしている人がいるから心を込めて訴えるんですけど、次の所は聴衆がいますからと言って行ったら、田んぼのあぜの所におばあちゃんが一人、座って待っていて下さって。(笑) [わー、嬉しいですね!] ― (笑) その方に向かって語り掛けるとかですね。本当に勉強になりました。[ということは、8回選挙をやってらっしゃるんですね。凄い人ですね!] ― 国政だけではなく、一回、イレギュラーな立候補もあって。[どこですか?] ― イレギュラーで都議選に立候補せざる負えなかった。[しょうがないですよね。党に言われたらね] ― はい、そうでしたね。それがこの辺ですね。(幸せ度数年表のグラフを指さして)[ここは何で線が落ちているんですか?] ― これは都議選で落こっちゃったよ、という辺りで。共産党がどん底の時ですよね。[いつですか?] ― 民主党政権の時ですね。自民党への批判で共産党が議席を伸ばしていたんだけれども、政権交代という波が起きて、ちょっとなかなか振り向いて頂けない、聞いて頂けないという苦しい時代がありましたね。[そして今は日本共産党副委員長] ― ねー、なってしまいました。[副委員長って何人いるんですか?] ― えっと、パッと出ない所が申し訳ないですね。えっと、山下さんでしょ、私でしょ、市田さんでしょ、5人?6人か。[その中のお一人ということで] ― はい。[この番組に来てくれた吉良さんが田村さんの秘書をやられていたとお話しされていました] ― 国会議員になってからの秘書ではなくて、議員になる前の、どさ回り時代の秘書ですね。一緒にいろんな所に行って。[それが今は同じバッチを付けて] ― 私が演説している間、ビラをまいたりしてね。[共産党さんは平等というか、上下をあんまり作らないというか] ― そうですね、でも当時から彼女は鋭かったですよ。もっと宣伝物はこうすべきとか、お話しする時に目で見てわかる物があった方がいいとか。いろいろ、直接意見を言ってくれました。[候補者はそこまで目が届かないですからね、いいですね] ― そうですね、対等に意見を言ってもらえるというのが候補者にとっても大切ですよね。

 

●最近の政治トピックス

 

[今はどんなことをやられてらっしゃるのですか?] ― 議員になってずっと探求しているのは子供の貧困問題です。いろいろな分野にわたる問題ですけどね。[子供の貧困率って日本って凄いんですってね、知っていました?] ― 6人に1人と言われています。[それはどうしてなんですか?] ― リーマンショックで働いている人の収入が激減したのが大きな理由だと思います。だけどその前から、正規で働けなくて非正規で働く若者たちが増えてきてましたから。[子供を養っていけない] ― そうなんですよね。最近ね、貧困の問題で学習会をやってハッとさせられたのは、母子世帯の中での貧困の割合が高いので、だから母子世帯に対する支援が必要って、ひとり親世帯に対する支援が必要と言うのは間違いのない事なんですけど。絶対数で言えば、貧困状態にある子供の絶対数で言えば、二人親、共働き家庭の子供が貧困と言う数が一番多い訳ですよ。[ご両親が働いていて貧困、ちゃんとした食料を与えられない、ちゃんとした教育を受けさせてあげられないと言うのは大問題ですね] ― いろいろ調べていくと、貧困の連鎖とよく言われますけれども、この間、ある自治体で話を聞いて、東京でいうと子供の医療費なんかは中学校卒業まで無料とうのは23区でいうと当たり前なんですよ。だけど虫歯の保有率が高い自治体と、そうじゃない自治体があるんですね。小学生、中学生で。それは住民税の一人当たりの納めた額で見ると、住民税を納めた額が低い区は虫歯の保有率が高い。医療費が無料なのになんでそうなるんだろうというのを、調べていかなきゃいけないんですよね。歯科の検診なんかは地域の先生がやって下さっているから、その先生が治療が必要だよと言っても、歯の治療を受けないという情報を教えてくれたら、なんでだろうと。家庭訪問までして、医療費は無料ですけどどうして治療されないんですか、ということをやってもいいと思うんですね。そういう取り組みを始めた自治体もあって。聞いてみるとね、親御さんが答えるのが、自分も乳歯は治療を受けたことが無いと。乳歯は抜けるからいいでしょと。自分の子供も治療を受けさせない。まさに貧困の連鎖なんですよね。だからそういう親の世帯をどう支援するかというのは、いろいろ考えていかなきゃいけない問題だなと思いますね。[これからお話を聞こうと思っていた、待機児童の問題よりもっとその前に深刻ですよね] ― 待機児童の問題で中で、それで子供を入れられなかったら、育休を伸ばしたらその分収入が減りますからね。それは生活が出来ないよという世帯も出て来るでしょうし。今、母子世帯でも入れないという待機児童問題なっている自治体もあるので、本当に深刻ですよね。[昔は貧しくても子供が多くても、長屋で面倒を見てくれるというのがあったじゃないですか。だからこそ、今私たちがいる訳ですから] ― 都会はね、マンションが増えていますから。[孤独でかつ貧困ということですか?] ― 私たちは待機児童は認可保育園を増やせと言っていて、安倍さん受け皿という言葉が好きで、受け皿を増やす受け皿を増やすって。必要なのはお皿じゃないと、いつも私、やじっているんですけど。必要なのは保育園だ!と言っているんですけど。認可保育園って、施設の基準を満たしているとか保育士さんがちゃんと配置されているとか、それも大切なんですけどもう一つ大切なのは、保護者は保育料を直接その保育園に払っている訳ではないんですよ。自治体に払っているんです。自治体から保育園にちゃんと運営費が行くという形なんですけど。それが保育料未納となると、認可保育園の場合だったら自治体が保育して下さいという関係なんですよ。保育をしているのは自治体。経済的理由、それがわかっていて退所させることは出来ません。出て行って下さいは言えないんです。認可保育園以外だったら、それ出来ちゃうんです。保育料が保育園に入って来ないと経営が苦しいから出てってねと言えちゃうんですよ。貧困対策と考えても必要なのは受け皿じゃないんですよ。[田村さんのご質問で明らかになったように、東京に保育難民が2万人以上いるんですか?そんなにいるんですか!それは国も把握していなかったという] ― そうですね。出来るだけ小さく小さく見せようとして。認可保育園に入ろうとして入れなかった、それが何人かと言っても数字が出てこない。育休を伸ばした、仕事を辞めたという人は待機児童から外すということをやってきましたから。川崎でね、2千人入れなかったのに待機児童ゼロというね。[そういう数字が出て、川崎市はゼロだということになっているけど、2千人の待機児童が本当はいるということですね] ― 不承諾になった人が2千人いたということですよね。酷いよね!(笑) [その行政のね、書類の上のマジックというか。そういうのは良くないですね] ― 見せかけの数字をやめようという方向になり始めているんでね。[共産党は規制緩和は良くないと。ある一定の保育レベルを守られないと子供が心配だよ、ということもおっしゃっている] ― 規制緩和の中で一番怖いのは保育士なんですよね。保育士じゃなくていいよ、というのが一番怖くって。[まったく資格を持っていない人がやるという] ― そうそう、子育ての経験があるという人が保育士とみなされるのが困るんです。補助的に入って下さるのは大いに結構だと思います。保育士さんもみている子供の数が多くて大変、長時間労働にもなってるから。補助的に入るというのはあり得ると思います。だけど、今回規制緩和を進めようとしているのは保育士とみなしちゃうという訳ですから。知事がこの人は保育士だと言ったら、保育士になっちゃうんですよ。[それでは安全を保てないということですよね] ― 怖いですよね、本当に。現に保育中の死亡事故が毎年、起きていますからね。[豊洲の問題なんかよりも、これは一国の総理大臣が動いている訳ですから何とかなりそうな感じがしますけどね] ― んー、でも規制緩和は待機児童が言われている中で持ち出して来ましたから。ちょっと、それはないでしょという感じです。[1,2年の間には無理だということなんでしょうかね] ― 今、保育所の数を増やしたら保育士が足りないから、時限的にじゃあ2年間だけ保育士としてみなしますじゃないんですよね。その自治体が保育士とみなすと判断しちゃったらいつまでも出来ちゃう規制緩和を言ってきてるので。だけど、保育士資格を持った人はいっぱいいますからね。[これから保育士資格を取りたいと思っている方は、いっぱいいらっしゃるんじゃないんですか?] ― と思いますね。今資格を取ってその年に保育園に入る人は半分いるかいないかじゃなかったかな。それぐらい、給料が悪くて働けないとか、仕事が大変過ぎて出来ないという方が大勢いるので、その保育士さんの働き方や、受け皿じゃなくても保育というのはとても大切な仕事だと認める、ちゃんとした仕組みを作っていくことが必要です。子供と年よりは面倒見る人が見てりゃいいや、という感じですよね、この間に進めていることは。[お年寄りは票田ですから、みなさん頑張ってきましたけど] ― 介護も同じようにかなり酷い切り捨てがやられているから。介護の専門性を認めないような制度改革を狙っていますから。主婦がやればいいじゃん!みたいな路線ですよね。[自民党はそうですよね。嫁は家にいるというね。嫁は家にいて選挙を手伝うと。派手な物を着ないでへいへいしろと] ― 私すごく思うんだけど、男性の候補者の場合、女性の内助の功があるじゃないですか。家の夫が言うんですよ、なんで女性の候補者の夫は注目されないんだと。(笑) それっておかしいよねって。女性は内助の功でやって当たり前で、女性が第一線で活躍する時のパートナーがどんな風に家庭的責任を負っているのかとか、一切注目されない。[共産党さんは男女が対等ですから、夫婦間も] ― 単純にうんと言えない。(笑) [塩川鉄也さん、宮本徹さん、山添拓さん、みなさん、奥さんあっての候補者みたいな] ― その内二人は奥さんのことを知っていますけど。[奥様への支持が高いというのがありますよね。女性候補者としてはちょっと悔しいですよね。男性だとマスオさんみたいな感じになっちゃいますものね] ― 家の夫、私が候補者活動で遅くなったりすると、確かに食事の支度も。晩御飯を作っている割合は夫の方が多いですからね。じゃあ、それが偉いかと言ったらね、男女平等の立場に立てばそれも当然というのもあるんですけどね。(笑) そういうことって注目されないですよね。一方で男性議員の場合は小さい子供さんがいても、インタビューをされる時、子供さんはどういう風に面倒を見てるんですかとか質問はないですよね。女性の場合だと、子供さんいて子供さんとの生活や時間はどうしてるんですか、というような質問を受けるでしょ。日本の社会って女性が何かしようとすることがまだまだハードルが高く見られていて。[小池百合子さん、知事になられましたけどマスコミもそうなんですけれど、批判しやすいじゃないですか。石原慎太郎さんの時に批判してなかったことも、小池さんだと言えるというのが結構あると思うんですよね。小池さんそのまた上にいって、逆手に取ってますけど、そういう社会だと思いますし。政界はもとより芸能の世界なんかも女性の司会者は育たなかったり、潰されちゃったりとかいろいろありますから。口ではそうじゃないと言っても、女性軽視というのはいろいろある日本だと思いますよね] ― キャスターの方も子供を産んでも続けている方って少ないですよね。[それが美徳みたいな感じになっていますし、本人もそれがすがすがしいみたいなね] ― 子供を産んでも、生涯でプロフェッショナルとして働ける世の中にしていかないといけないなあ、とすごく思いますね。[田村さんは二人のお子さんを育てあげて] ― (笑) 育て上げたんだかなんだかよくわかりませんが。[今、おいくつなんですか?]  ― 大学3年と高校2年生。[そんな大きなお子さんがいらっしゃるですか!すごいですね、8回の選挙もやってね] ― でも小さい内はある意味、物理的な問題をどうクリアにするかという事なんですよ。食事をどうするか、学校行事をどうするか、それを夫婦で。[ご主人は何をやってらっしゃる方なんですか?] ― 医療関係の団体職員、お医者さんとかじゃないですよ。[共産党関係のお仕事じゃないんですね] ― ええ、別の団体です。[ネットによると、お子様からおっかさんと呼ばれているんですか?] ― おかあ、です。昔はおっかー、だったんですけど、最近はおかあ。改札を夫と娘が歩いていて、改札を娘がパスモの残高が足りなくて通れなかった時、夫の方はだいたい後ろを見てないのでどんどん先に行っちゃうと。呼び止めようと思った時、たくさんの人がいる中で、おとう!と言うのが恥ずかしくて呼べなかったと。それで、ずんずん先に行かれてしまったと。おとう、おかあとは今、言いませんよね。(笑) [いいなあと思いますけど、ちょっと恥ずかしい。(笑)] ― オレオレ詐欺には引っかかりませんよね。(笑) おふくろとか言ったら、おまえ誰だ?となります。(笑)

 

●今だから言えるあの日のあの出来事

 

私ね、共産党の幹部の方の演説を聞いてずっこけたことがあって。(笑) 党に入って間もなくで20歳の時に、1986年だったかな、衆参ダブル選挙になった時があったんですよ。東京は参議院が上田浩一郎さんの選挙でね。そこで応援弁士として立って欲しいということで、日本共産党を応援するキャンパスレディーの会なるものを。(笑) 当時も恥ずかしかったんですけれど。(笑) [共産党はその頃から頑張っていたんですね!] ― 女子学生の後援会というのを立ち上げたんですよ。その一人として応援に立ってくれということで。新宿西口の、人が西口を埋め尽くす街宣にデビューをさせて頂いたんですね。その時に凄く期待をしていたのが、上田浩一郎さんでもなく、不破さんでもなく、吉岡吉典さんというもう亡くなられた方なんですけど、参議院議員を勤めた方なんですけど。赤旗の編集局長をされていたずっとやっていた凄い方なんですよ。帝国議会議事録を全部読んだという。それで侵略戦争の責任はどこにあるか、ずっと著書に書いているような方なんですよ。著書が素晴らしいんです。党に入る前に、核兵器の問題でその方の著書を読んでいて、なんて凄い本を書く人がいるんだろう!と。核兵器が廃絶出来ると希望を持って書いて下さっていて、凄く感動したんですよ。[それを読むのも大変ですよね] ― すごく解かりやすく書いてくれるんです。難しくないんです、吉岡さんのご本て。新宿西口で応援してくれと、わかりましたと。そこで吉岡さんも演説されるというのを直前になって知って、すごい期待したんです。吉岡さんという方は安倍さんと同じ出身地かな、山口県で地元言葉の話し方のままの方で、率直に言いますと耳で聞くと演説というよりも、とつとつと田舎のおじいちゃんが喋っているという。(笑) [この人があれを書いた人なの?ということですね] ― 愕然と言いましょうか。今だったら、インターネットの世界ですから、その場に居なくても後から聞くじゃないですか、どこどこの演説と。だからあの人はこういう演説をする人だとわかるんですけど、当時はそんなのないですから。その場で聞いて、演説は消えていくものですから。だから吉岡さんがどんな演説をされるか知らなかったんですよ。それで、え!と思って。でも、こういう方が候補者をやり、議員なるのが共産党なんだなとある意味、共産党の懐の深さと言いましょうか。[外に出て、弁舌さわやかに、小泉さんみたいに票を取っていくタイプではなく] ― 見た目も、票が取れるタイプではないんですよ。(笑) 知っている方は深く頷いている方がいますけれども。吉岡吉典さん、本当に素晴らしい方なんですけれども、そういう方が候補者になり議員として活躍し、というね。共産って素晴らしいところだと思いましたね。[芸能界のドン、政界のドン、お会いしたことがありますけど、みんなドンぽくないんですよ] ― そうですね、好々爺という感じですよね。(笑) [喋らないのが美学だと聞いたんですけど、こんな方が芸能界を仕切っているの?この方が都議会の裏を仕切っているの?と思う位、本当に謙虚に見えるんですよね。面倒見がいいから、ドンと言われる由縁だと思うんですけど] ― こういう方が党の幹部として第一線で活躍されている、表に出てお話しされる、国会で質問するという仕事にもちゃんと就いているということが、ある意味すごいなという風に思いましたね。[共産党の懐の深さですね] ― 幅の広さというか。[共産党はそんな感じがしますよ] ― ありがとうございます![歴史上の人物もそうかもしれないですね。池内沙織さんが好きな小林多喜二さんも会ったら違う感じかもしれないですね] ― すごく優しい方だったそうです。[饒舌で、会えばみんな好きになったという]― 演説がちょっと下手な方が、これは私が支えなきゃ、この人落ちるかもしれないと周りが頑張るんだよと言われたことがあります。(笑)[共産党で演説が下手な人、私は見たことがないですよ。みなさん、慣れている。自民党で、昨日今日言われちゃって急になるみたいな、お金持ちの人いるじゃないですか。昔、地方議会でいたんですよ。そういう人は本当に気の毒でしたけど。(笑) 共産党さんは本当に上手かった] ― 候補者になる前の活動をしてきた人が多いですからね。

[豊洲問題はこれから注目されますね。共産党の出方で、内部調査でだいぶん変わるんじゃないんですか。今日は民進党が新しい書類をあげていましたけど、さらに共産党は突っ込んだところでやって欲しいですね] ― 地下水を調べる会社が地下水を調べるシステムを持っていなかったということが分かった。水道水の水質調査をする施設、機材はあるけれど、地下水の調査をする物を持っていなかったということを、都議会では共産党議員が新たに明らかにして。とんでもないよね![そんなことが平気で行われていたとは凄いことですね!でも、どうやって見つけているんですか?] ― やはり関係者からというのが一番ですよね。私たちも現場のことを全部知るというのは無理ですから。共産党は草の根の党ということを押し出してますけど、私が学生時代に共産党の支部にいたように、いろんな所に共産党の支部があって、それを応援して下さる方がいて。赤旗の読者とかがいて、そこからの情報がね、やっぱり大きいですよね。[国会議員の方だけで調べてもわからないことがありますよね] ― 現場の声が一番ですよね。[都議会の代表質問でも、共産党が小池さんにエールを送っていたみたいな感じですものね] ― 是々非々ですよね。選挙の時は激しく戦いましたけれども、都政改革という旗を掲げれば相当な部分で私たちがこれまで言って来たこととかみ合うという今の状況なので、オリンピックの施設の見直しも含めてね。それは大いに応援して。[自民党が是々非々と言うと、まー、またという感じがするけど、共産党さんが言うとちょっと違った感じがしますよね] ― でしょう?(笑) [一瞬、共産党さんが小池さんを怒らせたんだなと間違えちゃうんですよね] ― (笑) 都民の要求や都民の暮らしにとって何が必要かという所では、協力するところでは協力するし、批判すべきところでは徹底的に批判するし、ということですね。[ぜひ解明して欲しいですね。豊洲の問題は大問題で急務ですから、食につながる話ですからね] ― 中央卸売市場をどうするの?と本当に問われちゃうのでね。築地再生という声も盛り上がってきていますからね。[それも、元々あったことですからね] ― 森ビルが狙っているから。だって、銀座の横の一等地じゃないですか。[でもビルばっかりでね、ああいう風情がある所も良かったんですけどね] ― 超高層を建てていったら、一極集中がとんでもないことになりますね。[日本人が住まなくて外国人が住んじゃうんでしょうね] ― 呼び込みたいんでしょうね。外国の企業と外国人を呼び込みたいと言っているから。[日本人に住める人がいないですよね、高いし] ― 選手村も晴海の高層マンションとして分譲されるという話しだから。誰が住むんだい。(笑)

 

Q:1 何をしている時が一番、心が落ち着きますか?

 

田村議員;休日にやることってあまりないんですよね。時々なんですけど、私って極端なんですね。部屋がちょっと散らかったぐらいでは片づけないんですけど、相当散らかってこれは見逃せないという状態になったら、思い切って半日かけて徹底的に掃除をしようとか。[ご家族が大変ですね、付いていくのが] ― たいてい家族がいない時ですね。流し台まで磨き上げるとか、ガスレンジまでやりたくなっちゃうとか。それは気分をパッとさせたい時にリフレッシュですね。だけどそれは頻度としては高くないです。頻度として高いのは、カラオケに行ったりとか。(笑) だって、一時間位でリフレッシュ出来るじゃないですか。[小池さんと同じじゃないですか] ― 娘とね、娘が行きたがるので。[合唱が趣味ですからね。何を歌われるんですか?] ― 娘に引きずられてね、新しい歌に挑戦したりとか。[新しい歌とは?] ― 「明日への手紙」とか、手島葵。逆に娘の方は「瀬戸の花嫁」とか。友達に笑われると言ってますけど。(笑) [世代を越えて交流しているんですね] ― 昔の歌の方が歌いやすくて点数が出るんですよ。だから結構、昔の歌を歌っていますね。[カラオケに行くんですね。意外な一面ですね] ― 好きです、はい。(笑) 資本論を読んでいますか?(ニコ生からの質問を見て)それ、休日はリラックス出来ないですよね。(笑) 休日は重松清とかが読みたくなりますよね。心がほっこりするようなものが読みたくなりますよね。

[濃淡をつけているところが元気な議員活動の源かもしれませんね。今日はどうでしたか?] ― おしゃべりが好きなので話があちこちにいってしまって。[弁舌さわやかでね、田村さんは下町の議員だという声もいっぱいあるみたいですしね] ― 下町のおばちゃんですよね。(笑) [みなさんが話しかけやすいんでしょうね] ― 良く娘に言われるんですけど、道端で鉢植えのお世話をしているおばさんがいると、きれいな花ですね、何という名前ですかと話しかけてね、娘に恥ずかしいからやめてくれと。[知らない人に話しかけるのはおばさんの特権ですから。だんだん恥ずかしくなくなってくるんですよね] ― そうそう、そうなの。昨日もね、剣道の稽古の帰りの小っちゃい子が袴を引きずりながら歩いているから、前を歩いているお母さんに、あの、袴引きずってるよと声をかけちゃう。(笑) おせっかいだね。[そういうのがね、子供の貧困を無くす一歩ですよ] ― そうですよね。