藤野 保史
藤野バスト
第199回
2017年02月08日 放送

日本共産党 藤野 保史 衆議院議員

京都大学法学部在学中に、湾岸戦争が起こり自衛隊のあり方に疑問を持ち、

勉強会などに参加し、そこで共産党と出会い入党。

7回にわたり挑戦した司法試験は、涙をのみ終了。

しかし、現在は国会議員として法務委員会に所属。

長年勉強してきた法律の知識を生かし、国が提出する法案「共謀罪」などに警鐘をならし、反対の立場から議論を重ねています。

テレビ番組の防衛費予算についての発言が問題となり、さっそく議員の洗礼を受けましたが、

そのことについても真摯にお話し下さいました。

二十代から穀田恵二さん等の秘書をして、永田町に居た藤野議員ですが、

以前と比べて永田町での共産党の立場が変わったと言います。

野党共闘を次の選挙でどこまで加速できるか、注目です。

普段は、与野党の壁をとっぱらい、サッカー議連で汗を流す藤野議員。

 

(動画より文字起こし)

共産党 (北陸信越ブロック)  1期目 (2017年 2月 8日 収録時点)

[はじめまして!お顔が自民党っぽいですね。私、そう思いますよ] ― 維新とかは、時々言われます。(笑) [自民党の小泉チルドレンのお一人のようなお顔をされていますね] ― お礼を言っていいのかわかりませんが。(笑) [藤野さんを紹介して下さった、宮本岳志さんとはまた、タイプが違って] ― そうですね。宮本さんは大阪で私は生まれは福岡、九州で。[昨日も宮本岳志さん、質問に立たれていましたね。先週、この番組に出て下さった時に文部省の天下りの問題をやっているということで] ― 非常に分かり易い質問で、反響が凄くありました。[何か暴かれたことはあったんですか?] ― 天下りの一般的なイメージじゃなくて、文部科学予算が減らされる、大学予算が減らされる、その下で構造的に大学側もそういう力のある人というか、補助金を引っ張ってこられる人を求めているという構造が出来上がってきている。そういう背景も暴いたという点で非常にいい質問だったと思います。[塩川鉄也さんはどういう質問をされたのですか?] ― 天下りの背景についてですね。[次官四代につながってやっていたということで、事務次官になる位ですからみなさん、優秀であられる方が絶対にばれないように仕組みを作ったのがどうしてばれたんですかね] ― やっぱり目が厳しくなっているというのと、意外とルーズと言いますか、それわかるだろう、というような退職してわずか数日で高をくくって天下りしているもんですから。そこはやはりチェックが入りやすい。これからさらに追及して、明らかにしたいと思います。[文科省に行っているお金が適切に使われるようにですよね、まずはね]

 

●幸せ度数年表

(クリックで拡大)

attachment00 (2)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[何年生れなんですか?] ― 1970年生れ、46歳になります。[先ほどおっしゃったように福岡生まれということですね。大学はどちらでしょうか?] ― 京都大学ですね。[学部は?] ― 法学部です。[どんな学生時代だったんですか?] ― 自由な大学の学風に憧れて京都を選んだので、その通り、自由にというか。もっと勉強しておけば後に出て来るこういうこともなかったかもしれないんですが。[そして、18歳、大学に入学の時に共産党に入党。何かきっかけがあったんですか?] ― 湾岸戦争というのがありまして、実は私、大学に入っても体育会サッカー部に入って。本来、大学ならもっと勉強しなければいけないんですけど、体育会に入っちゃいまして。何かやらないといけないと、大学に入ったんだからと思っていた時に湾岸戦争が起きまして。当時初めて自衛隊が海外に派遣されるかもしれないという時に、そこである仲間から勉強会に誘われて行ってみたら、法学部生として憲法論から様々な角度で勉強していて、凄いなと。[それが共産党に入るきっかけになったということですね] ― そうですね、そこにはいろんな資料も出てきて、いろんな人がいろんな角度で、共産党以外の人もいたんですけど。私が、あっと思うような意見とか、おっと思うような資料は、後でわかったんですけど赤旗含め共産党の人が出したもので、大したもんだなあと。[ご両親は共産党の感じとは違ったんですか?] ― いえいえ、両親とも共産党なんですよ。下地として信頼しているというのはありましたね。[そして、ここでガンと落ちますが、司法試験不合格。何回ぐらい挑戦されたんですか?] ― 受けるだけというのを含めて7回。本当にいろいろな方にご迷惑かけて。[その間は入党されていて、どんなお仕事に就かれたのですか?] ― 共産党が1998年に躍進しまして、人が足りないということもあって声をかけて頂いて。社会人としての一歩は国会秘書として。[じゃあ永田町からスタートということですか?地元ではなく、穀田恵二さん、吉井英勝さんの秘書を勤められました。どうでしたか?] ― いやー、今とは時代が違っていて、共産党を除くと言いますか、そういう慣習というかしきたりみたいなものがまだ国会にありまして。今はそういうのは全然ないですけど。苦労といいますか、いろいろ問題はあるなあと思いつつ。国権の最高機関であり、言論の府ということで、なるほど、こうやって政策や法律の議論をしてるのかと。司法試験の時には机上のことですけど、法律が実際にどう作られ、あるいは変えられ、運用されているのかというのをその時代に勉強したということですかね。[そして、候補者になるということですね] ― 北陸信越ブロックと言いまして、長野、新潟、石川、富山、福井。[福岡でお生まれになり、京都の大学に行き] ― 旅が好きなものですから。(笑) 北陸信越ブロックにお世話になって、一回目の選挙の時は残念ながら落選しまして。[その間は党の仕事をしていたのですね] ― そうですね、ずっと秘書をやっていた訳ではなくて。書き忘れましたけど2003年には共産党はガクンと減りまして、国会から外れて本部の政策委員会という所に、政調みたいなものですね、他党で言えば。[いろいろありますね、普通の会社と同じように。そして2回目の選挙では当選されて。40歳を過ぎてからバッチを付けられた] ― そうです。もう3年目ですけど。[ご両親は喜ばれましたか?あんまり喜んではいけないという共産党のしきたりみたなものがあるんですか?] ― いえいえ、実は私の父なんかは結構、候補者をやっていまして、一度も受からなくて。[基本ですよね、今まではそういう時代ですよね] ― ええ、そういう意味では喜んでくれて。[ちょっと前に戻りますけども、国会秘書時代に、どんな差別とかがあったんですか?共産党と共産党以外と言うのは] ― いつの間にか、国対委員長会議がやられていたりとか。[困りますね。少数派の声はなかなか吸い上げられない] ― そうですね、当時そういう傾向もあった時が。[そこから、今は野党連合ということでまとまって、大きなグループになりつつあるじゃないですか。違いますね、全然] ― いやー、全然違いますね。そもそも私が当選させて頂いた2014年の時、ここまで野党と市民の共同が広がるということも、率直に言って創造出来ないくらい、ここ数年のそうした動きというのは覚醒の感があります。[情報が入ってくるということでなんでしょうか?] ― と言いますか、私が言うのはちょっと変なんですけど、信頼感と言うんですかね、やっぱり人と人ですから。国対レベルでも各委員会でもいろんな形でのつながり。もちろん党が違いますけど、一致点での共同という点では想像していなかったくらいの力を発揮していると思いますね。[藤野さんはバッチを付けられてから、いろいろ国会でも洗礼を受けられましたね。結構、話題になっていましたね] ― テレビだったんですけど、NHKの日曜討論で予算につきまして非常に不適切な。[防衛費についてですね。藤野さんがお話されたこと不適切だということで、与党からも攻撃があったと。言葉は大変ですね、昔の議会と違って] ― 昔、みわさんも市会議員をされていたということで、その当時も大変だったと思うんですけど。私の場合は発言自体が不適切だったということですので。[自分はこうしたいという情熱があって、どうしても法案を通したいとか、廃案にしたいとかなると、誰でも強いことを言っちゃうじゃないですか。だからといって言っていいのではなく、これからの時代はそういうことがまかり通らない時代になって行くじゃないですか、さらに。そこをどうやって感情を抑えて熱弁を振るうか、課題ですね、これからはね] ― 本当に私自身、もっともっと成長して。メッセージの伝え方そのもので問われてくると思うので。[あと、前後をどうやって繋がれるかというのがありますからね。今全部編集されちゃってね、聞いたらそのまま受けちゃう人が増えたらしょうがない話になっちゃうので]

 

●最近の政治トピックス

 

[今はどんな委員会に所属してどんなことをやられているんですか?] ― 衆議院法務委員会に所属していまして。まだ提出されていませんけど、共謀罪の問題が。連日、予算委員会でも取り上げられて。[共謀罪ってどんな罪なんですか?] ― 過去に3回、廃案になっているんですけど。話し合いをする、それが共謀だと認定された場合にその時点で犯罪が成立する。ですから本来であれば、犯罪結果を出す、犯罪行為を行う、そういうことが外形的にあってはじめて罪に問われるんですけど。結果や行為が無くても、考えたり、話し合いをするということが罪に問われる、ということで共謀罪。[手を出した人と話し合った人は同等の罪になるんですか?] ― たとえば10人がある犯罪を話し合ったと、計画を練ったと。その内の一人が準備の行為、ハイジャックであればチケットを買う行為をやった場合、チケットを買った一人だけじゃなくて10人全員が共謀罪。[その法案を精査されようとされているんですか?] ― その法案の提出そのものを阻止するということで。やっぱり思想信条の自由というのは憲法19条で定められているんですけれど、それを侵害する憲法違反の法律だと。だから過去三回も廃案になってきた訳で。[それは法務委員会に議員提出議案として出したのではなく、国から出した?] ― ええ、内閣が出してくると。これも本来であれば条約が絡んできますんで、外務委員会と合同で、警察が絡んでくるとなると内閣ということもありますし。一委員会で終わるような話ではなくて、国民生活全般にかかってきますから。本当に委員会の持ち方含めてですね、大問題ですし。私たちは予算委員会で徹底的に追及して、提出阻止を目指したいし。この間で言えば、金田法務大臣が国会はこういう質問をするなとか、国会は予算委員会じゃなくて法務委員会でやれとか。こういう趣旨の文章を出して、報道機関にまくようなこともやりましたんで。[それは良くないですね!] ― そうなんですよね。[予算委員会ぐらいじゃないと注目されないんじゃなんですか?多くの人の目に触れないという。法務委員会ですと国会のテレビしかやらないですものね] ― だから最近、予算員会でなるべくやって欲しくないという。テロだとかオリンピックを理由にしているんですけど、それもこの二週間足らずの予算委員会の審議で。その論拠と言いますか、向こうの合理化の口実と言いますか、それを一個一個逐条的に反論され、それで答弁できなくなって反論に答えられないので金田大臣がもう質問しないでくれという文章を出してきたという経過ですから。テロだとかオリンピックが成り立たないと、それ上手く国民に説明できないという元で、それをもう質問しないでくれというのが出されてきた。もう行き詰まりだと思いますね。論点が明らかになって、総理自身がテロのためだ、オリンピックのためだと始めから言ってましたんで、そこを野党が追及してそこを潰していったということだと思うんです。法案の必要性がなくなってきたと。根拠と言ってきたものが実は根拠じゃなかったと、というのがわずか二週間ぐらいの予算委員会で明らかになってきたと。[どうやって立ち打って共謀罪をなくすんですか?] ― 政府は今さかんに作業中だと、法案はまだで出来ていないんだとおっしゃるんですね。成立しなかった過去三回の法案は、600以上の罪を対象にすると言っていたんですけど今回は減らすと、こう言っているんですが。減らす際の物差しは何ですか?と、これは共謀罪に当たるとう判断基準は何ですか?と聞いても答えられなない。過去は条約が求めているものを全て入れるんですと、過去は条約が物差しだったんですけど、今回はそれを変えるとまでは大臣はおっしゃっているんですが。じゃあ変えて何を物差しにして共謀と言う重大な犯罪をくくるんですか?ここもまだ説明されていないんですね。これからやるんだ、これからやるんだとおっしゃるんですけれど。予算委員会という一番大事なところでそこが説明出来ないような中身は、やっぱりおかしいと思いますし。最近で言えば日経新聞なんかも昨日の社説で、私が読んでもそうだなと思うような主張をされていて。一般のビジネスマンや普通の方が見ても今の政府は過去三回の説明とも違いますし、国会の中でも違ってきているので、ちょっと考え直せという趣旨の日経の社説でした。あの社説は非常に広範な方の懸念を示しているんじゃないかなと思いました。[いつ採決予定ですか?] ― 採決と言いますか、法務委員会なり別の委員会の合同審査になるか別ですが、それは閣議決定がまずありますけど。その閣議決定がいつやられるか。これはやるな、というのが私たちの主張です。[オリンピック前ということは当たり前ですけど、政府は目指している訳ですよね。テロ対策という大義名分がありますからね。いっぱいコメントが来てますよ。「どこまで共謀?」その定義が難しいですよね] ― 本当にどこまでというのが、過去は600だと。今度は減らすんだと。じゃあそれは時々の政府が決められるんですか?という話になっちゃいますから。思想信条というものが関わってくる大事な問題を時々の政府がこれは重要だ、重要じゃないと、なってしまいますとこれ本当に恐ろしいことになると思うんですよね。だからこそ憲法はわざわざ19条で思想・良心の自由というのを定めていて、法律で時の国会や権力者が侵害してはいけませんよと法律にわざわざ書いてある。それは戦前の苦い痛苦の経験と言いますか、治安維持法というのがあってですね。当時の国会でもこれは労働組合には絶対に適用されないんだと当時の若槻礼次郎内務大臣とかが繰り返し答弁してたんですけど。結局が広がってしまったと。だって内心って見えませんから。例えば、共産党の看板が無くなっても、心の中は共産党と同じことを考えているんだろう?となっていくのが思想信条の関わる法律が恐いところで。治安維持法の例もあったと、だから日本国憲法はそういう規定をわざわざ置いたと。19条みたいな思想・良心の項目を憲法に書いてあるのは日本ぐらいなもんなんですよね、実は。他は信教の自由とかはあるんですけど。それよりさらにもっと前の段階と言いますか、思想・良心を憲法上書いているのは日本が実際、戦前そういうことをやったという教訓に基づいているということですね。[なるほどねー。是非みなさん、共謀罪、注目して下さい] ― そうですね、是非、注目して頂きたいと思います。

 

●今だから言えるあの日のあの出来事

 

私、議員になりたての頃、日韓サーッカー議連というのに入らせて頂いて、2015年位に。今までも歴史があって、日韓ワールドカップの頃から国会議員同士が、日本の国会議員と韓国の国会議員が試合をして親睦を深めようとやられていて。たまたま2015年に韓国に行って試合をしたことがあるんですけど。その時にやっぱり、普段はわからない国会議員の姿と言いますか、とりわけ与党の先生方とは委員長会以外では接するということはそんなに多くないんですけれど。試合もやりましたし、練習もやりました。いろんな形で接しさせて頂いて、何よりピッチの上で一生懸命にボールを追いかけていらっしゃる先生方を見てですね、ひとりの人間としてレスペクト出来ると言いますか。そういう点で見る目を変えさせてもらった経験として心に非常に残っています。[きっと与党の先生方もそう思っていたと思いますよ(笑) ] ― これもなかなか言えないんですけど、この試合の時は日本、ぼろ負けしまして。(笑) それまで釜本邦茂議員だった頃なんかは勝ったり、接戦だったり、こういう時代も多かった。今までだいたいそうだったんですけれど、ぼろ負けをしてですね、その点でも申し訳ないなあと思っているんですが。[交流が出来ると、大事な法案の採決の時に相反する意見だと思いますけれど、心の内はわかるということですよね] ― その際の心の内はわからないですけど、日常廊下ですれ違ったり、委員会室で会釈を交わしたりする際に、それが単なる形式ではなくて。[どう、足は治った?とかそういうことですね。秘書さんをやられていた時とは違う、廊下のすれ違いということですね。(笑) やはり国会議員でも人間ですから、食事とかちょっとお酒を酌み交わすこと、違う見方というのがありますからね] ― ピッチを足を引きずりながらでも走っていたお互いの姿を覚えているもんですから。(笑) [いいですね!共産党もそういうのに出席される余裕が出来たということでしょうかね。前は人数が少なったから参加する暇がなかったのかしら] ― 昔から穀田の時代から出てはいまして。そういう意味では議員が増えたということが、文化や芸術の議連なんかでも呼ばれていると思いますし、そこはおっしゃる通りだと思います。

 

Q1:志位さんのポスターの手の形に意味はあるんですか?まえは「ぜひ」だったと思うんですけど。

 

藤野議員;これは「結集」という意味で、野党と市民が結集するという手話らしいですね。

結束とか結集と言う意味なんです。前回の総選挙の時は「ぜひ」だったんですけど。今回は上に「野党+市民」というのを加えて。前回と似てるんですけどちょっと違う。

[これはファンが増えますよね。志位さんの目力も違うなっていう感じ。結束という感じがありますよね]

 

Q2;日韓議連に入ってらっしゃいますよね。今、慰安婦像が問題になっていますよね。大使が一ヵ月ぐらい韓国に帰らないんですけど。議員連盟の国会議員としてはどう思ってらっしゃいますか?

 

藤野議員;議連にはいろんな方がいらっしゃいますけど、私は両国民を置き去りにして政府だけでですね、やるというのはああいう形で限界が出たなと。歴史問題は本当の意味で両国民が当事者を含めですけど、しっかり向き合ってですね、やっていくことで土壌が作られていくと。だから、像うんぬんというのを政府だけでですね、決めてしまったことが一つの原因じゃないかなと個人的には思っています。

 

Q2;議連としては動きますか?

 

藤野議員;議連としてはいろんなチャンネルで動いていると思うんです。そのための議連でもありますので。私が把握していない分野やチャンネルで今、動いているのではないかと思います。

 

Q2;韓国の議員さんとも連絡を取っている?

 

藤野議員;そうですね。日韓議連でつながった議員さんがいらっしゃいますんで。

 

[そういうところから外交が発展するかもしれないですね。その中から大統領になる方がいるかもしれないですものね。共産党は外交と言うか、どういうお付き合いを外国としているんですか?] ― 実はですね、うちの党はあっちこっちで外交をしていまして。アラブ、イスラムの世界も志位委員長を先頭に外交していますし、アメリカにも行って。韓国にも行きましたし、様々な形で。今年1月、党の大会がありまして今後さらにヨーロッパのポデモスとか、スペインの動きとかですね、あるいはアメリカのバーニー・サンダースさん、

源流にはオキュパイ・ウォールストリートと言いますか、そういう民主主義の流れがあると思ってますので。これからさらに欧米の先進的な運動のみなさんとも交流を深めて。それを外交と呼ぶかはあれですけど、やっていきたいなと。[トランプさんと安倍さんについてはどうですか?ゴルフをするとか、しないとか] ― 大統領令がいくつか発表されましたけど、やはりアメリカファーストという姿勢ですし、安倍総理自身は日米同盟最優先と。アメリカファーストと日米同盟最優先が合体してしまうと、もうちょっと怖いなと。トランプさんがどうこうと言うより、日本とアメリカの関係を国民レベルも含めてですけども考え直すきっかけにしないと。今まで通り日米同盟大前提で、
、本質的に政治に求められるのは、あのような方が大統領になったという元で、じゃあ今後どうしていくのかというのを本格的に考えていくことだと思います。[いきなりTPP撤退、日本から基地を撤退させた方がいいんじゃないかという話をされていますけど。その二つで言うと、共産党はどちらも反対していたじゃないですか。それは逆にタガを外されたみたいなことになっているんでしょうか] ― 私たちは底流を見るべきかなあと思っていて。トランプさんがなぜTPPに反対せざるを得なかったかという点で言えば、アメリカのみなさんは自由貿易圏なるものをよく経験されていて南米でも80年代からそうですし、北米でもNAFTAをずっと経験されていて。何が起きたかというと、国民にとっては結局一握りの1パーセントの多国籍企業が儲かるだけで、製造業は衰退していくし、農業なんかも収入が減っていく。自由貿易圏なるものが何なのか、よく知っていると思うんですね。だからその世界版のTPPはダメだと、それで二国でやれと。1パーセントのための政治なのか99パーセントのための政治なのかというのが、大きく言ってあのTPPの問題の背景にあると思っています。各国の主権を尊重し合ったバランスの取れた貿易圏が必要で、世界の世論の流れとしてはそういう方向がむしろ明らかになっている。[アメリカが加入しないからと言って日本がストップするということではないんですね] ― そもそもTPPは動きませんので、じゃあ日本の貿易はどうやるべきなのかというのを。TPPは12カ国の内のGDPの80パーセントが動きださないと発行しないようになっているので、アメリカが抜けちゃうと発行出来ない。[不思議な法案でしたね。菅さんが持ってきて、菅さんが反対して、安倍さんが頑張って、元が無くなってみたいな。そういうことって最近よくありますよね] ― そもそも自由貿易圏なるものを私たちも考え直していく、ひとつのきっかけになるんじゃないのかなと思います。